障害のある旅行者が利用しやすいように都市を整備する方法は豊富にあります。バスや路面電車に特別規定を設けることから、単に舗道の状態を整備することまで、都市は旅行をより包括的にする簡単なステップを踏むことができます。確かに、障害者プライド月間は過ぎたばかりですが、このことに関しては、一年中考えるべきです。
都市のアクセシビリティを測る大きな指標は、(街中を移動する最も簡単で最速の手段の場合が多い)地下鉄がいかに多様なニーズに対応しているかにかかっています。地下鉄の簡単が便利なら、その都市はかなりアクセスしやすいと言えるでしょう。
障害のある旅行者を支援するアプリ Passenger Assistance製作者が、世界中の都市の地下鉄網における段差のない駅の数を調査しました。このランキングで最も優れた都市は、段差のないアクセスが多いというだけでなく、巨大ネットワーク全体に於いてバリアフリーアクセスを誇る都市でした。
この調査でトップになったのはソウルで、なんと622駅で完全に段差がありません。上海と大阪はソウルに続いて多くの、100%段差がないネットワークを構築しており、上海には345駅、大阪には133駅あります。
ランキング下位では、パリ、グラスゴー、モントリオールの地下鉄が、段差のないアクセスが最も少ない地下鉄となっています。パリの地下鉄303駅のうち、バリアフリーと判断されたのはわずか2.9%でした。
Passenger Assistanceの調査によると、以下がアクセシビリティにおける世界のトップ10都市です。
- ソウル、 韓国
- 中国、 上海
- 大阪、 日本
- トルコ、 イスタンブール
- マレーシア、 クアラルンプール
- オーストリア、 ウィーン
- アメリカ、 ワシントンDC.
- ドバイ、 アラブ首長国連邦
- ブラジル、 リオデジャネイロ
- デンマーク、 コペンハーゲン