Transreportがパッセンジャーアシスタンステクノロジーの拡大に向けて出資を確保
Transreportによると、今後、さらに多くの障がいのある方や高齢者がパッセンジャーアシスタンスを利用できるようになります。
● 英国で最も急成長中のアクセシビリティテクノロジー企業のTransreportは、主力テクノロジーの パッセンジャーアシスタンス の拡大に向けて投資を確保しました。
● 合計1,000万ポンドの資金提供は、Mountside Venturesからあらゆる点で助言を受けた Pembroke VCTが参加して、Puma Private Equityが主導しました
● 航空部門を含め、より多くの利用者と多様な交通手段へのリーチを拡大を目指しています。
● Transreportのパッセンジャーアシスタンスアプリは、 Apple Design Awardsにノミネートされたこともあり、 これまでに10万回以上ダウンロードされ、何百万件もの鉄道による移動を支援してきました。
英国で最も急成長中のアクセシビリティテクノロジー企業、Transreport は、人気の高い パッセンジャーアシスタンス テクノロジーへの投資を確保することで、このシステムをより多くの利用者や、より広範囲にわたる交通手段および業界に拡大しようとしています。
Puma Private Equityが主導し、Pembroke VCTが参加する合計1,000万ポンドの今回の資金提供により、Transreportでは、移動中に支援が必要なすべての人にパッセンジャーアシスタンステクノロジーを提供することで、公共交通機関のより迅速かつ容易な利用を促進する予定です。この投資により、同社は引き続き、航空分野へも拡大を続けていきます。
2021年5月の発売以来、Apple Design Awardのインクルーシブ部門にノミネートされたパッセンジャーアシスタンステクノロジーは、旅の支援を手配できるアプリの一つとして、これまでに10万回以上ダウンロードされている最も認知度の高いアプリで、何百万人という乗客の移動を支援してきました。
Transreportがすでに公共交通機関の主要組織と協力し、英国内外でより多くの障がい者や高齢者の旅のアクセシビリティを向上させている点からも、その意気込みが分かります。 提携先には、日本の大手鉄道事業者、 阪急電鉄株式会社 も含まれています。
今回の投資には、2つの著名な戦略的投資元が加わっています。資金提供を主導するPuma Private Equityは、中小企業に成長資本を提供する大手プロバイダーです。Pembroke VCTは、消費者、ビジネスサービス、テクノロジー関連分野の成長ステージにある企業に焦点を当てています。
ユーザーベースを大幅に拡大したり、英国のRail Delivery Groupとの提携に成功したりするなど、目立った成功を収め続けているTransreportにとって、今回の資金提供の発表は、最も新しい話題となっています。
Transreportはまた、業界の専門家や政策立案者からも注目を集めています。英国政府と阪急は6月にTransreportの創業者兼CEOのJay Shen氏を日本のG7サミットに招待し、リシ・スナク首相を含む世界のリーダーとの会談につなげました。
Transreportの創業者兼CEOのJay Shen氏はこう語っています。
「この重要な投資は、Transreportの成長と歴史において重要な瞬間となりました。投資元のPuma Private EquityとPembrokeVCTが、当社のビジョンと戦略計画の実行能力に大きな信用と信頼を寄せてくれたということです。
「これらの出資により、当社は、航空部門への進出を加速化させ、世界を牽引する日本の鉄道事業者、阪急電鉄株式会社との提携を通じて、引き続き日本市場へ進出を続けることができます。また、何よりも重要なことに、障がいのある方や高齢者の方々により良い体験を提供することができます。」
Puma Private Equity投資部長、Mark Lyons氏
「Jay、WaleedやTransreportのチームとは、数年来の付き合いです。
次の成長段階を支援できることを嬉しく思っています。私たちはまず、
高齢者や障がい者の旅行体験を変革するという彼らの使命に感銘を受けました。
こうした人たちは、これまで公共交通機関の利用に苦労してきた人々です。
大きな成長を経て、現在では英国の鉄道網全体をサポートしている同社が、利用者の日常生活に大きなメリットをもたらしていることを私たちは目の当たりにしてきました。
新たな地域や業種への拡大を計画しているTransreportは、その最先端技術を駆使した
アクセシビリティテクノロジーを世界中の幅広い人々に届けると同時に、
運輸事業者の業務効率化も実現しています。
PembrokeVCT投資部長、Fred Ursell氏
「Transreportの歩みに協力できることを嬉しく思うとともに、交通業界で非常に必要とされてきた変革をTransreportが確実にもたらしてくれるのを目にすることができるのを楽しみにしています。
Transreportが他社と違うのは、交通機関の民主化に貢献するだけではなく、それを達成するために独創的な方法を用いている点です。2016年以来、Transreportは変革の最前線に立ち、従来のソリューションを超えた最先端のモビリティテクノロジーを交通事業者に提供することで、アクセシビリティテクノロジーの新たなベンチマークを打ち立ててきました。
今回の投資は、Transreportのユニークなアプローチと、業界標準を再定義する能力に対する信頼の証となるものです。Transreportの歩みの一端を担えることを誇りに思うとともに、この成長の極めて重要な時期に、Jay、Waleed、チームのメンバーとともに働けることを楽しみにしています。」
Transreportの最高執行責任者(COO)、Waleed Ahmed氏は、次のように述べています。
「Transreportが交通業界を革新し、ポジティブな影響を与える能力を実証できて嬉しく思います。Puma Private EquityとPembrokeには乗客の体験を向上させ、業務を合理化する世界最先端のアクセシビリティテクノロジーソリューションを航空および鉄道部門に提供範囲を拡大するために、共に歩んでいただけることに感謝しています。」
事業拡大とともに、Transreportのもうひとつの重要な優先課題として、旅行中に支援が必要な方のために最強のアクセシビリティテクノロジーを開発できるよう、優秀な人材を確保し、研究開発に投資しなくてはなりません。 Transreportでは、ユーザーの体験を向上させるために、パッセンジャーアシスタンスアプリに搭載される技術も継続的に改良する予定です。